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独木舟
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カヌー
ふりがな文庫
“
独木舟
(
カヌー
)” の例文
旧字:
獨木舟
そして水夫が上陸するとき、私の
独木舟
(
カヌー
)
に気づきました。持主がどこかにいるにちがいないと、彼等はそこらじゅうを探しまわりました。
ガリバー旅行記
(新字新仮名)
/
ジョナサン・スウィフト
(著)
家の裏からすぐ海に向って、大きな
独木舟
(
カヌー
)
がしまってあり、その周囲に雑然と鍋・釜・トランク・鏡・椰子殻・貝殻などが散らかっている。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
ここに、
独木舟
(
カヌー
)
に乗って入りこんだ、人間がいると仮定しよう。渦は、毎時周縁のあたりが三十カイリの速さ。そして、ぐるぐる巡りながら最初の島までゆくのに、どう見積っても半日は費る。
「太平洋漏水孔」漂流記
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
一番骨の折れるところは月毛が手伝ってくれて、六週間もすると、インド人の使うような
独木舟
(
カヌー
)
が一
隻
(
せき
)
出来上りました。
ガリバー旅行記
(新字新仮名)
/
ジョナサン・スウィフト
(著)
独木舟
(
カヌー
)
の置いてある室の奥に、一段
床
(
ゆか
)
を高くした部屋があり、
其処
(
そこ
)
に家族らが
蹲
(
うずくま
)
ったり、寝そべったりしているらしい。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
▼ もっと見る
Vailima
(
ヴァイリマ
)
島まで
独木舟
(
カヌー
)
旅行を企てたのである。
「太平洋漏水孔」漂流記
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
必ず
匍匐膝行
(
ほふくしっこう
)
して過ぎなければならないのである。もし、
独木舟
(
カヌー
)
に乗って海に出ている時に長老の舟が近付こうものなら、
賤
(
いや
)
しき男は
独木舟
(
カヌー
)
の上から水中に跳び込まねばならぬ。
南島譚:01 幸福
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
起上って沖を見た時、
青鯖
(
さば
)
色の水を切って走る朱の三角帆の鮮やかさが、私の目をハッキリと
醒
(
さ
)
めさせた。その帆掛
独木舟
(
カヌー
)
は、今ちょうど外海から
堡礁
(
リーフ
)
の裂目にさしかかったところだった。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
手槍
(
ピスカン
)
で
大蛸
(
おおだこ
)
を突き
損
(
そこな
)
って胸や腹に吸い付かれ、身体中
腫
(
は
)
れ上ることもある。巨魚タマカイに追われて
生命
(
いのち
)
からがら
独木舟
(
カヌー
)
に逃げ上ることもある。
盥
(
たらい
)
ほどもある
車渠貝
(
アキム
)
に足を挟まれ損ったこともある。
南島譚:01 幸福
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“独木舟(
丸木舟
)”の解説
丸木舟(まるきぶね)または独木舟(学術用語:monoxylon、en: logboatあるいはdugout canoeあるいはdugout)は、巨木を刳りぬき一本の木で成形され、梁もしくはわずかなコベリを付ける以外付属構造物を持たない舟、いわゆる単材刳舟であるカヌーを主に指す。しかし、刳りぬき部材を前後に継いだり、左右に継いだり、刳舟の両側に舷側板を継ぎ足したり、刳った舷側に船底板を組み合わせたりと、さまざまに複材化したものも、丸木舟と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
独
常用漢字
小5
部首:⽝
9画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
舟
常用漢字
中学
部首:⾈
6画
“独木”で始まる語句
独木橋
独木
独木船