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狂水
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きちがいみず
ふりがな文庫
“
狂水
(
きちがいみず
)” の例文
二杯三杯と
重
(
かさな
)
るにつれて、遠慮も次第になくなる
処
(
とこ
)
へ、
狂水
(
きちがいみず
)
のまわるのが、血の燃ゆるがごとき
壮佼
(
わかもの
)
、まして
渾名
(
あだな
)
を火の玉のほてりに蒸されて、むらむらと固る雲、額のあたりが暗くなった。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
拳ぐらいで騒ぎが静まりゃ
可
(
い
)
いんですが、酔が廻ると火の玉め、どうだ一番相撲を取るか、と
瘠
(
やせ
)
ッぽちじゃありますがね、
狂水
(
きちがいみず
)
が
総身
(
そうみ
)
へ廻ると、小力が出ますんで、いきなりその
箒
(
ほうき
)
の柄を
蹴飛
(
けと
)
ばして
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
狂
常用漢字
中学
部首:⽝
7画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“狂”で始まる語句
狂
狂人
狂気
狂犬
狂言
狂奔
狂氣
狂瀾
狂喜
狂歌