“牲(いけにえ)” の例文
ついに専ら恐怖を懐(いだ)いて猛獣を神として祭り牲(いけにえ)してその害を避けんとするは自然の成り行きだ、『大英類典』インドの条にまた曰く
前に挙げた陸中化粧坂の薬師堂に美女を以て池の神の牲(いけにえ)とした口碑を伝えるのも、その薬師の賽日(さいにち)という四月八日と関係あることは、同時に報告せられた武蔵井ノ頭の弁天の申し児なる長者の娘が
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
牛皮或は牲(いけにえ)を彼ら望まず、賭くるもの、 160
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
元来人を牲(いけにえ)にし樹神を祭ったところ、追い追い猴も人と余り異ならぬてふ見解から猴を人の身代りに牲し祭ったのだ。
メンツェルの『独逸史(ゲシヒテ・デル・ドイチェン)』巻の一にゲルマンの僧は、馬を牲(いけにえ)にしその肉を食ったから、馬肉喫(く)わぬ者をキリスト教、これを食うはキ教外の者と識別した
洪水息んでノア牲(いけにえ)を献(たてまつ)って上帝に謝恩し、一同大いに悦ぶ最中に蛇来って約束通り人を求めて食わんという。
アテナ女神の社に眠って金の韁(たづな)を授かり、その告(つげ)に由って飛馬の父ポセイドンに牲(いけにえ)を献じ、その助力でかの馬泉水を飲みに来たところを捉え騎りて鵺を殪(たお)し