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牲
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いけにえ
ふりがな文庫
“
牲
(
いけにえ
)” の例文
ついに専ら恐怖を
懐
(
いだ
)
いて猛獣を神として祭り
牲
(
いけにえ
)
してその害を避けんとするは自然の成り行きだ、『大英類典』インドの条にまた曰く
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
前に挙げた陸中化粧坂の薬師堂に美女を以て池の神の
牲
(
いけにえ
)
とした口碑を伝えるのも、その薬師の
賽日
(
さいにち
)
という四月八日と関係あることは、同時に報告せられた武蔵井ノ頭の弁天の申し児なる長者の娘が
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
牛皮或は
牲
(
いけにえ
)
を彼ら望まず、賭くるもの、 160
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
元来人を
牲
(
いけにえ
)
にし樹神を祭ったところ、追い追い猴も人と余り異ならぬてふ見解から猴を人の身代りに牲し祭ったのだ。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
メンツェルの『
独逸史
(
ゲシヒテ・デル・ドイチェン
)
』巻の一にゲルマンの僧は、馬を
牲
(
いけにえ
)
にしその肉を食ったから、馬肉
喫
(
く
)
わぬ者をキリスト教、これを食うはキ教外の者と識別した
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
洪水息んでノア
牲
(
いけにえ
)
を
献
(
たてまつ
)
って上帝に謝恩し、一同大いに悦ぶ最中に蛇来って約束通り人を求めて食わんという。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
アテナ女神の社に眠って金の
韁
(
たづな
)
を授かり、その
告
(
つげ
)
に由って飛馬の父ポセイドンに
牲
(
いけにえ
)
を献じ、その助力でかの馬泉水を飲みに来たところを捉え騎りて鵺を
殪
(
たお
)
し
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
牲
常用漢字
中学
部首:⽜
9画
“牲”を含む語句
犠牲
犧牲
自己犠牲
犠牲者
犠牲的
牲料
犧牲的
犠牲用
生牲
犧牲者
犠牲船
人身犠牲
犠牲料
犠牲台
牲牢
燔牲
大犠牲
大牲