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物静
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ものしずか
ふりがな文庫
“
物静
(
ものしずか
)” の例文
旧字:
物靜
ト老僧は奥を指さして極めて
物静
(
ものしずか
)
に優しくいってくれた。大噐氏は自然に
叩頭
(
おじぎ
)
をさせられて、その言葉通りになるよりほかはなかった。
洋燈
(
ランプ
)
を手にしてオズオズ
立上
(
たちあが
)
った。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
近くには何かの木に絡み付いた藤が、紫の花を房のように垂れ、上越の山地であると、
谷卯木
(
たにうつぎ
)
の紅花が水に映っている。山鳩や
郭公
(
かっこう
)
の
物静
(
ものしずか
)
な鳴声がおちこちに聞えるのもこのあたりである。
渓三題
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
一言亡状
(
いちげんぼうじょう
)
を極めたにも係わらず、英臣はかえって
物静
(
ものしずか
)
に聞いた。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お夏の病室も、
危
(
あやう
)
く
物静
(
ものしずか
)
である。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
静
常用漢字
小4
部首:⾭
14画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
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物思