めん)” の例文
夜半よなかになると風が轟と來て、そら氣味が惡いのなんのツて、梟のめんたがキヤ、キヤ、キヤアちうて啼きよるしなア。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「女子が出けんよつて、其の方の力がほかへ出て、あの人はあれだけに出世したんやがなア。……雞でも見い、合ひの子の蹴合鳥、めんかけると弱いが、牝さへ離しといたら強いさかいなア。」
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「あゝ喫驚びつくりした。……やけんど、めんたと間違へてけつかる。」
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)