牛渚ぎゅうしょ)” の例文
一昨日おとといの晩から、牛渚ぎゅうしょとりでの裏山へ嶮岨けんそをよじてもぐりこみ、きょうの戦で、城内の兵があらかた出たお留守へ飛びこみ、中から火をつけて
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あなたは今に偉くなる人ですから、ちょっとためしてみただけの事です。わたしをこんな目に逢わせるのは、あんまりひどい。しん温嶠おんきょう牛渚ぎゅうしょをうかがって禍いを招いたためしもあります。
敗走兵の一部は、薛礼せつれい城へ逃げこんだ。そこを囲んでいるまに、敵将劉繇りゅうようが、小癪にも味方の牛渚ぎゅうしょの手薄を知って攻めてきたと聞いたので
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張英は、牛渚ぎゅうしょの要塞にたてこもると、邸閣ていかくとよぶ所に兵糧を蓄えて、悠々と、孫策の軍勢を待ちかまえていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)