“片角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたかど50.0%
かたすみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄暗うすぐらまち片角かたかど車夫しやふ茫然ばうぜんくるまひかへて
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
名状し難い苦々にがにがしい忌わしい空気が、二人を囚えた。彼は引きつらした口の片角かたすみをびくびく震わした。彼女は眼を大きく見開いて、輝きの失せた瞳をぼんやり空間に定めた。
二つの途 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)