“煮干”の読み方と例文
読み方割合
にぼし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
オイ。了念了念。昨夜ゆんべ般若湯はんにゃとうの残りがあろう。ソレソレ。それとあのギスケ煮(博多名産、小魚の煮干にぼし)の鑵を、ここへ持って来なさい
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「はーい。米五ン合の豆一しょう。こいつは軽いぞ煮干にぼしかな。ほい、もう一つ米一升の豆五ン合——」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「清次郎の野郎だ。清次郎の野郎の悪戯いたずらちげえねえ。よしっ! 煮干にぼしを持って来い。」
或る部落の五つの話 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)