“煩(わづらし)” の例文
例の煩(わづらし)き人は今日も訪(と)ひ来(き)つ、しかも仇(あだ)ならず意(こころ)を籠(こ)めたりと覚(おぼし)き見舞物など持ちて。はや一時間余を過せども、彼は枕頭に起ちつ、居つして、なかなか帰り行くべくも見えず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)