くど)” の例文
述懐はかへつて敬之進の胸の中を軽くさせた。其晩は割合に早く酔つて、次第に物の言ひ様もくどく、しまひには呂律ろれつも廻らないやうに成つて了つたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
くどいようですが、確かに、陳東海だと言いましたか」