“照日（てるひ）” の例文
「女には、朝日とか、照日（てるひ）とかね、それからおきね、悪婆（あくば）なんぞと云うのもあるそうだ。もっとも中で有名なのは、青頭でね。これは、元祖から、今の宗家へ伝来したのだと云うが……」
野呂松人形 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)
照日（てるひ）の畠（はた）の收穫（とりいれ）に、歡喜（よろこび）の野の麥苅（むぎかり）に
母 (旧字旧仮名) ／ アダ・ネグリ(著)
けふは照日（てるひ）の映々（はえばえ）と青葉（あをば）高麥（たかむぎ）生ひ茂る
海潮音 (旧字旧仮名) ／ 上田敏(著)
空清し、照日（てるひ）妙（たへ）なり。
カンタタ (旧字旧仮名) ／ ポール・クローデル(著)
けふは照日（てるひ）の映々（はえばえ）と青葉高麦（たかむぎ）生ひ茂る
海潮音 (新字旧仮名) ／ 上田敏(著)