焼麩やきぶ)” の例文
が、焼麩やきぶ小菜こなの汁でぜんが済むと、行燈あんどう片寄かたよせて、小女こおんなが、堅い、つめたい寝床を取つてしまつたので、これからの長夜ながよを、いとゞわびしい。
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)