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無道
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むだう
ふりがな文庫
“
無道
(
むだう
)” の例文
前の
非
(
ひ
)
を悟りて舊都に歸り、さては奈良
炎上
(
えんじやう
)
の
無道
(
むだう
)
に
餘忿
(
よふん
)
を
漏
(
も
)
らせども、源氏の勢は日に加はるばかり、覺束なき行末を夢に見て其年も打ち過ぎつ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
訴状には「
御城
(
おんしろ
)
、
御役所
(
おんやくしよ
)
、
其外
(
そのほか
)
組屋敷等
(
くみやしきとう
)
火攻
(
ひぜめ
)
の
謀
(
はかりごと
)
」と書いてある。
檄文
(
げきぶん
)
には
無道
(
むだう
)
の役人を
誅
(
ちゆう
)
し、次に金持の町人共を
懲
(
こら
)
すと云つてある。
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
恐ろしい陰謀である。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
鹿台
(
ろくたい
)
の財を発するには、
無道
(
むだう
)
の
商
(
しやう
)
を
滅
(
ほろぼ
)
さんではならぬと考へたのだ。己が意を
此
(
こゝ
)
に決し、
言
(
げん
)
を
彼
(
かれ
)
に
託
(
たく
)
し、格之助に
丁打
(
ちやううち
)
をさせると称して、準備に取り掛つたのは、去年の秋であつた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“無道”の意味
《名詞》
行いが道理に外れていること。
道徳に背いていること。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“無道”で始まる語句
無道擅制