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無茶
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むちゃ
ふりがな文庫
“
無茶
(
むちゃ
)” の例文
彼女は
誘拐
(
ゆうかい
)
されたのにちがいない。だが、銀座のまん中で、女給をさらうというような
無茶
(
むちゃ
)
なまねをする男が、今の世にあるだろうか。あまりに人間離れのした非常識ではないか。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
それは
無茶
(
むちゃ
)
ないい方です。『エネルギー
恒存
(
こうぞん
)
の法則』というのがあります。これは、宇宙にあるエネルギーを合わせたものは、いつも同じ量であって、ふえたり、へったりしない。
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
食味
(
しょくみ
)
なども、下町式の
粋
(
いき
)
を好むと同時に、また
無茶
(
むちゃ
)
な
悪食
(
あくじき
)
、
間食家
(
かんしょくか
)
でもありました。
岡本一平論:――親の前で祈祷
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「この雑踏に抜きゃあがるとは、
無茶
(
むちゃ
)
な野郎もあったもんですね」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「そりゃあ、私のほうでも、一通りの案は作ってあるよ。君らの相談が行きづまったり、あんまり
無茶
(
むちゃ
)
だったりする時の参考にするつもりでね。だから、君が思っているほど無責任ではないつもりだ。」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
「ああ。——
無茶
(
むちゃ
)
だよ」
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
なんでも
雷
(
かみなり
)
さまを塔の上へ呼ぶちゅう
無茶
(
むちゃ
)
な実験をなさっているうちに、ほんとに雷さまががらがらぴしゃんと落ちて、天にとどくような
火柱
(
ひばしら
)
が立ちましたでな、それをまあ、ようやく消しとめて
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「それは
無茶
(
むちゃ
)
だ。命は一つしかない」
怪塔王
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
“無茶”で始まる語句
無茶苦茶
無茶助