無職業しもたや)” の例文
富んでいる無職業しもたやの旧家であることだけは判ったが、内部の家族の生活振りや程度のことなど、子供等の方から、てんで知りい慾望もなかったのである。
蝙蝠 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
じつ何御商法なにごしやうはふをなさるのかとかんがへてゐました、なかにはれは無職業しもたやさんや、ナニさうぢやない質屋しちやさんやなどうて色々いろ/\うはさうてやひやりましたが、うも世辞屋せじやさんとは恐入おそれいつたもんです
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
富んでゐる無職業しもたや旧家きゅうかであることだけは判つたが、内部の家族の生活振りや程度のことなど、子供の方から、てんで知りい慾望もなかつたのである。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)