“烏鳴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からすな50.0%
からすなき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なお進むと、烏鳴からすなきが凶事の記号になったり、波の音が永劫えいごうをあらわす響と聞えたり、星の輝きが人間の運命を黙示する光りに見えたりします。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
悪い烏鳴からすなきを聞いたといっては覚束ながり、神やら仏やら、あれこれと祈りまわるのであろうが、そのうちにはあきらめてから葬式をだし、一本ばなに仏の飯を供え、子供らを仏壇の前に坐らせ
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
二の烏 烏鳴からすなきだ、とぬかすやつよ。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二の烏 烏鳴からすなきだ、とぬかす奴よ。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)