“烏戈国”の読み方と例文
読み方割合
うかこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
烏戈国うかこくの山野いたる所、山藤やまふじがはびこっているので、そのつるを枯らして後、油にひたし、また陽にさらしては油に漬け、何十遍かこれをくり返して、それでよろいを編むのです。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここから東南たつみの方、七百里に、一つの国がある。烏戈国うかこくといって、国王は兀突骨ごつとつこつという者です。五穀をまず、火食せず、猛獣蛇魚だぎょを喰い、身にはうろこが生えているとか聞きます。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自身、一族敗兵を従えて、烏戈国うかこくへ頼って行った。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)