潤州じゅんしゅう)” の例文
ために、呉軍は大損害をこうむり、逆に、攻囲の陣を払って、南徐なんじょ潤州じゅんしゅう(江蘇省・鎮江市)あたりまで敗退するのやむなきに至ってしまった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、さて遊歴ゆうれきに上ってみると、何かと行く所も多いものですから、容易に潤州じゅんしゅうの張氏の家を訪れるひまがありません。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
潤州じゅんしゅう張氏ちょうしの家にあるのです。金山寺きんざんじへでも行った時に、門をたたいてごらんなさい。わたしが紹介状を書いて上げます」
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そこで潤州じゅんしゅうにいるあいだに、翁は人を張氏につかわして、秋山図を譲ってもらいたいと、何度も交渉してみました。が、張氏はどうしても、翁の相談に応じません。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)