“浸出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しみだ50.0%
にじみだ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
窓下の点滴したたりが、ますます床へ浸出しみだすそうで、初手は、くだん跫音あしおととは、彼これあわいを隔てたのが、いつの間にか、一所になって、一条ひとすじ濡れた路がつながったらしくなると、歩行あるく方が、びしょびしょ陰気に
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、絶えたり続いたりと云うよりは、出つりつ、見えつ隠れつするかに聞えて、浸出にじみだすか、こぼれるか、水か、油か、濡れたものが身繕いをするらしい。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)