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浅膚
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せんぷ
ふりがな文庫
“
浅膚
(
せんぷ
)” の例文
殆
(
ほとん
)
ど見たままで、別に
烹煉
(
ほうれん
)
を加うるということをせずに、無造作にその物その事の見解を作ッてしまうから、
自
(
おのずか
)
ら真相を
看破
(
あきら
)
めるというには至らずして、
動
(
やや
)
もすれば
浅膚
(
せんぷ
)
の
見
(
けん
)
に陥いる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
余が文章の
踈雑
(
そざつ
)
なりしが為め、或は意気昂揚して筆したりしが為か、
斯
(
かく
)
も誤読せらるゝに至りたるは極めて残念の事と思ふが故に、余は不肖を顧みず、
浅膚
(
せんぷ
)
を厭はず、是より「評論」紙上に於て
明治文学管見:(日本文学史骨)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
体面を繕うことばかりに汲々たる軽薄
浅膚
(
せんぷ
)
な生活を続けていた。
湖畔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
浅
常用漢字
小4
部首:⽔
9画
膚
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
“浅”で始まる語句
浅間
浅葱
浅草
浅黄
浅
浅墓
浅慮
浅薄
浅草寺
浅猿