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泥濘
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ぬかり
ふりがな文庫
“
泥濘
(
ぬかり
)” の例文
髪は二寸も延びて、さながら丹波栗の毬を
泥濘
(
ぬかり
)
路
(
みち
)
にころがしたやう。目は? 成程独眼竜だ。然しヲートルローで失つたのでは無論ない。
雲は天才である
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
なう悲しやの一雫、道の
泥濘
(
ぬかり
)
も帰るさは、恋しき土地の
記念
(
かたみ
)
かと。とかくは
背後
(
うしろ
)
へひかるる跡を、心深くも印せしなるべし。
移民学園
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
樹立
(
こだち
)
の
森々
(
しんしん
)
として、
聊
(
いささ
)
かもの
凄
(
すご
)
いほどな坂道——
岩膚
(
いわはだ
)
を踏むようで、
泥濘
(
ぬかり
)
はしないがつるつると
辷
(
すべ
)
る。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
笠島
(
かさじま
)
はいづこ
五月
(
さつき
)
の
泥濘
(
ぬかり
)
道
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
“泥濘”の意味
《名詞》
地面のぬかるんでいるところ。またぬかるんでいること。
(出典:Wiktionary)
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
濘
漢検1級
部首:⽔
17画
“泥濘”で始まる語句
泥濘孔
泥濘路
泥濘道
泥濘滑澾