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水道町
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すいどうちょう
ふりがな文庫
“
水道町
(
すいどうちょう
)” の例文
この茗荷谷を小日向
水道町
(
すいどうちょう
)
の方へ出ると、今も往来の真中に
銀杏
(
いちょう
)
の大木が立っていて、
草鞋
(
わらじ
)
と
炮烙
(
ほうろく
)
が沢山奉納してある小さなお宮がある。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
病院が
手狭
(
てぜま
)
と見えて、お住いは小石川
水道町
(
すいどうちょう
)
でした。召使を代えたいからとのお話で、旧
津和野
(
つわの
)
藩の人の娘をお世話したことがありました。幾度か
事細
(
ことこま
)
かな書面を下さるのでした。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
同じ下宿するなら、遠方がよいというので、本郷辺へ
往
(
い
)
ッて尋ねてみたが、どうも無かッた。から、
彼地
(
あれ
)
から小石川へ下りて、
其処此処
(
そこここ
)
と
尋廻
(
たずねまわ
)
るうちに、ふと
水道町
(
すいどうちょう
)
で一軒見当てた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「家は以前の所です。
小日向
(
こびなた
)
水道町
(
すいどうちょう
)
……覚えているでしょう。一日でも二日でも
能御
(
よご
)
ざんす。暇を見てちょっと来て下さい。失礼だが、これはその時の車代に。」
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
姑
(
しゅうと
)
や小姑の多勢いた
家
(
うち
)
の妻になりきれなかったのはこの
故
(
せい
)
である。屈辱とも不義とも思わず
小日向
(
こびなた
)
水道町
(
すいどうちょう
)
の男の家へ誘われるがままに二度まで出掛て行ったのもまたこの性情によるのである。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“水道”で始まる語句
水道
水道橋
水道尻
水道端
水道路
水道口
水道栓
水道際
水道税
水道工事