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水転
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みずてん
ふりがな文庫
“
水転
(
みずてん
)” の例文
玉子の殻がまだ尻ッぺたにくっついている
水転
(
みずてん
)
のくせにしやがって、よくも一杯喰わせやがったな。
あぢさゐ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
しかるにまた大多数の人〻はそれでは
律義
(
りちぎ
)
過ぎて面白くないから、コケが東西南北の
水転
(
みずてん
)
にあたるように、
雪舟
(
せっしゅう
)
くさいものにも眼を
遣
(
や
)
れば
応挙
(
おうきょ
)
くさいものにも手を出す
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
深川の堀割の
夜深
(
よふけ
)
、石置場のかげから
這出
(
はいだ
)
す辻君にも等しい
彼
(
か
)
の
水転
(
みずてん
)
の身の
浅間
(
あさま
)
しさを愛するのである。悪病をつつむ
腐
(
くさ
)
りし肉の上に、
爛
(
ただ
)
れたその心の悲しみを休ませるのである。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶