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水屑
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みくず
ふりがな文庫
“
水屑
(
みくず
)” の例文
鏡を木の枝にかけていうことに、鏡は女子の魂ぞ、一念宿りてつらかりし人々に思いをかえさでやと、谷底に躍り入って
水屑
(
みくず
)
となる
梓川の上流
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
未
(
いま
)
だし。一週間以前の不動
祠畔
(
しはん
)
の
水屑
(
みくず
)
となるべかりし浪子をおりよくも抱き留めたるはこの人なりけり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
後
(
のち
)
気が変になり、帰国の船中太平洋の
水屑
(
みくず
)
になられたと聞いて居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「
十六夜
(
いざよひ
)
日記
(
につき
)
」の女詩人は、河畔に立つて
西行
(
さいぎやう
)
法師
(
ほふし
)
の昔をしのび、「
光行紀行
(
みつゆききこう
)
」の作者は、川が深く、流れがおそろしく、水がみなぎつて、
水屑
(
みくず
)
となる人の多いのにおびえてゐる。
天竜川
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
屑
漢検準1級
部首:⼫
10画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶