“祠畔”の読み方と例文
読み方割合
しはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湖山は星巌の帰国した後芝山内の或学寮に寄寓していたのであるがあたかもこの八月中に麹町こうじまち平川天神の祠畔しはんに家を借りて移り住んだ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
いまだし。一週間以前の不動祠畔しはん水屑みくずとなるべかりし浪子をおりよくも抱き留めたるはこの人なりけり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)