“氣難”のいろいろな読み方と例文
新字:気難
読み方割合
きむづ50.0%
きむづか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の氣難きむづかしいことも、粗暴なことも、過去の道徳上の失敗も(私は過去といふ、何故と云へば、現在は改められたと思ふから)、みなそのみなもとを運命の、むごい
でもまだ、彼は、確かに氣難きむづかしげな容子で、大きな頭を椅子の背のふくらみにもたせかけ、荒削あらけづりの花崗岩みかげいはのやうな顏にも、大きな黒い眼にも、火の光を受けてゐた。
ま、貴方あなた大概たいがいにしときなさいよ。私は貴方あなたの體の虚弱なことや氣難きむづかしいことを惡いともんともツたのぢやありません。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)