気迷きまよい)” の例文
「六万五千の劇通が批評眼といふおっかないものをみはつたところで、娘の子が羽子板屋の店へ立つて気迷きまよいする位なものなるべし」
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
今別れぎわに声を懸けられたので、先方むこうは道中の商売人と見ただけに、まさかと思っても気迷きまよいがするので、今朝けさも立ちぎわによく見て来た、前にも申す、その図面をな
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)