毒草どくさう)” の例文
されど毒草どくさうなるよし見えたり。又山韭やまにらといふも同書どうしよに見ゆ、これもあさのかはりにもすべきもの也。にらをいらといふにや。草の形状かたちきかざりしゆゑさだめがたし。
道庵は、多分田螺たにしを干して粉末こなにしたのと、毒草どくさう鳥兜とりかぶと烏頭うづだらうと申しますが、それを打ち明けると殺されるから、家へ歸つて研究すると言つて、首尾よく送り還されたさうで御座います
あるは聞く、化粧けはひしろ毒草どくさうの花よりしぼり
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)