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殆
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あやう
ふりがな文庫
“
殆
(
あやう
)” の例文
この「
殆
(
ほとほ
)
と死にき」をば、
殆
(
あやう
)
しの意にして、胸のわくわくしたと解する説もあり、私も
或時
(
あるとき
)
にはそれに従った。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
寂
(
せき
)
たり
寥
(
りょう
)
たり。独立して改めず。周行して
殆
(
あやう
)
からず。もって天下の母となすべし。
吾
(
われ
)
その名を知らず。これを
字
(
あざな
)
して道という。
強
(
し
)
いてこれが名をなして大という。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
妙人の妙はその平凡なる処、
拙
(
つたな
)
き処において見るべし。『唐詩選』を見て唐詩を評し展覧会を見て画家を評するは
殆
(
あやう
)
し。蕪村の佳句ばかりを見る者は蕪村を見る者に非るなり。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
金銭のみが財産にあらず、殷紂は宝玉金銀の中に焚死し、公孫瓚は米穀の中に自滅せり。いかに多く積むも扱いようでたちまちなくなる、
殆
(
あやう
)
きものは金銭なり。神林の樹木も神社の地面も財産なり。
神社合祀に関する意見
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
勝
(
かち
)
すなわち
殆
(
あやう
)
からず
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
妙人の妙はその平凡なるところ、
拙
(
つたな
)
きところにおいて見るべし。唐詩選を見て唐詩を評し、展覧会を見て画家を評するは
殆
(
あやう
)
し。蕪村の佳句ばかりを見る者は蕪村を見る者にあらざるなり。
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
殆
漢検準1級
部首:⽍
9画
“殆”を含む語句
危殆
殆不可同日論
殆末期
殆為金馬門之想云
殆面