“歳華(さいか)” の例文
明治十九の歳華(さいか)すでに改まりて、慶応義塾の教育法は大いに改まるに非ずといえども、一陽来復とともにこの旧教育法に新鮮の生気をあたうるはまたおのずから要用なるべし。その生気とは何ぞや。
慶応義塾学生諸氏に告ぐ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
余ヤ土陽僻陬(どようへきすう)ノ郷ニ生レ幼時早ク我父母ヲ喪(うしな)ヒ後初メテ学ノ門ニ入リ好ンデ草木ノ事ヲ攻(おさ)メ復(また)歳華(さいか)ノ改マルヲ知ラズ其間斯学ノタメニハ我父祖ノ業ヲ廃シ我世襲(せしゅう)ノ産ヲ傾ケ今ハ既ニ貧富地ヲ易(か)ヘ疇昔(ちゅうせき)ノ煖飽(だんぽう)ハ亦何(いず)レノ辺ニカ在ル蟋蟀(こおろぎ)鳴キテ妻子ハ其衣ノ薄キヲ訴ヘ米櫃(べいき)乏ヲ告ゲテ釜中(ふちゅう)時ニ魚ヲ生ズ心情紛々寧(いずくん)ゾ俗塵ノ外ニ超然(ちょうぜん)タルヲ