“歩寄”の読み方と例文
読み方割合
あゆみよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平野氏は急に振返ると、大股に卓子テーブル歩寄あゆみよって抽出ひきだしの中から懐中電灯と護身用の拳銃ピストル取出とりだ
天狗岩の殺人魔 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
毒虫をも恐れず草を踏み分けながらその方へ歩寄あゆみよった時、柳の蔭には山の手の高台には思いも掛けないあしの茂りが夕風にそよいでいて、井戸のように深くなった凹味くぼみの底へと
ト云うお政の声を聞付けて、昇は急足あしばやそば歩寄あゆみよ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)