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武器庫
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ぶきぐら
ふりがな文庫
“
武器庫
(
ぶきぐら
)” の例文
銅鑼
(
どら
)
が鳴った。
兵士
(
つわもの
)
たちの
銅鉾
(
どうぼこ
)
を叩いて馳せ寄る響が、
武器庫
(
ぶきぐら
)
の方へ押し寄せ、更に
贄殿
(
にえどの
)
へ向って
雪崩
(
なだ
)
れて来た。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
鞍馬法師も、
叡山
(
えいざん
)
、南都の荒法師にも劣らない聞えがあった。山には
武器庫
(
ぶきぐら
)
さえある。一山はみな僧兵といってよい。平常でも
薙刀
(
なぎなた
)
をひっさげて歩いた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのとき、突然
武器庫
(
ぶきぐら
)
から火が上った。と、同時に森の中からは、一斉に
鬨
(
とき
)
の声が群衆めがけて押し寄せた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
それらしい位置を、ようやく闇に馴れたその
眸
(
ひとみ
)
につきとめた。すぐ池の向う側に、水に沿って、十数間の壁となっている太柱の建物こそ
武器庫
(
ぶきぐら
)
らしいのである。窓も一つ見える。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
猪の
脂
(
あぶら
)
と
松脂
(
まつやに
)
とを煮溜めた
薬煉
(
くすね
)
は
弓弦
(
ゆづる
)
を強めるために新らしく
武器庫
(
ぶきぐら
)
の前で製せられた。
兵士
(
つわもの
)
たちは、この常とは変って
悠々閑々
(
ゆうゆうかんかん
)
とした戦いの準備を
心竊
(
こころひそか
)
に
嗤
(
わら
)
っていた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
▼ もっと見る
「
武器庫
(
ぶきぐら
)
の獄は何処か」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“武器庫(兵器庫)”の解説
兵器庫(へいきこ)は、武器や弾薬などの兵器を貯蔵・格納するための施設。武器庫(ぶきこ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
器
常用漢字
小4
部首:⼝
15画
庫
常用漢字
小3
部首:⼴
10画
“武器”で始まる語句
武器
武器倉
武器廠
武器等
武器蔵
武器考證