“武内宿禰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけのうちのすくね80.0%
たけのうちすくね20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この天皇の御代みよには、新羅しらぎの国の人がどっさりわたって来ました。武内宿禰たけのうちのすくねはその人々を使って、方々に田へ水を取る池などをりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
第十五代の天皇応神の時代には、武内宿禰たけのうちのすくねを筑紫に差しむけたところ、宿禰の弟の甘美内宿爾うましうちのすくねは、「兄に異心がある。」と、天皇に告げた。
小楠これを訪う、村田壁間武内宿禰たけのうちすくね応仁天皇をいだくの図を掲げ、かつ泣きかつ語りて曰く
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
系譜をみても明らかなごとく、欽明きんめい天皇より太子に至るまでの皇室には、蘇我一族の血統が最も親しくむすばれている。武内宿禰たけのうちすくね以来の名門として稲目いなめ輔弼ほひつの大任を背負ったことも無視出来ない。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)