此家こけ)” の例文
此処なうちへ来て芸妓げいしゃねえって皿小鉢をほうって暴れるので、仕方がねえから、わし用があって此家こけえ来て居りやんしたが、見兼て仲へ這入った処が、わし胸倉アるから
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
はいうだろうと思って……知って居りやす、わしはもうとても助からぬ、こんな事もあろうかと思ったから、私は此家こけえ間違の出来でかさねえように頼みに来ただけれども、最早仕様がねえが
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)