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此地
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こつち
ふりがな文庫
“
此地
(
こつち
)” の例文
此地
(
こつち
)
の
與力
(
よりき
)
は
皆
(
み
)
な
贅澤
(
ぜいたく
)
だと、かね/″\
聞
(
き
)
いてゐたが、しかしこれほどだとは
思
(
おも
)
はなかつた。お
蔭
(
かげ
)
で
但馬
(
たじま
)
、
歌舞伎役者
(
かぶきやくしや
)
の
座頭
(
ざがしら
)
にでもなつたやうな
氣
(
き
)
がする。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「それがようござんすね、もと/\
此地
(
こつち
)
の
方
(
かた
)
でござんすさかいね、どないにか仏さんたちも悦ばれませう。」
念仏の家
(新字旧仮名)
/
小寺菊子
(著)
さう言はれて
了
(
しま
)
ふと、私は何とも言へないけれど、富山さんと逢ふの、約束してあつたのと云ふのは、それは全く貫一さんの邪推よ。
私等
(
わたしたち
)
が
此地
(
こつち
)
に来てゐるのを
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
三藏は六十幾番といふ札を提げて歸るのを面目なく思つたばかりでなく、此夏は自分の不成績であつた第一の原因の獨逸語を勉強し度く、それには
此地
(
こつち
)
でなければ教師が無いと考へたからであつた。
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
此地
(
こつち
)
へ来るまでは、僕は十分信じてをつた、お前さんに限つてそんな
了簡
(
りようけん
)
のあるべき
筈
(
はず
)
は無いと。実は信じるも信じないも有りはしない、夫婦の
間
(
なか
)
で、知れきつた話だ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
「で、
何日
(
いつ
)
御帰でありますか。
明朝
(
あした
)
一所に
御発足
(
おたち
)
にはなりませんか。
此地
(
こつち
)
にさう長く居なければならんと云ふ次第ではないのでせう、そんなら一所にお立ちなすつたらどうであります」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“此地”で始まる語句
此地方
此地震
此地形
此地球
此地辺
此地面
此地震史上
此地球内部状態