橋梁けうりやう)” の例文
先生は、日頃から、この意味に於て、自ら東西両洋の間に横はる橋梁けうりやうにならうと思つてゐる。
手巾 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
広く世界各国の都市と其の河流かりう及び江湾の審美的関係より、さらに進んで運河沼沢せうたく噴水橋梁けうりやうとう細節さいせつわたつてこれを説き、なほ其のらざる処をおぎなはんが為めに水流に映ずる市街燈火の美を論じてゐる。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
鐵材てつざいあみに組みたる橋梁けうりやう
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)