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楼階
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はしごだん
ふりがな文庫
“
楼階
(
はしごだん
)” の例文
やがて私は技手の後に随いて、狭い
楼階
(
はしごだん
)
を昇り、観測台の上へ出た。朝の長野の町の一部がそこから見渡される。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そこは
大経師
(
だいきやうじ
)
とした看板の出してある家だ。病人の寝床は二階に敷いてあつたから、柿田は物を持運ぶ為に、高い天井に添うて
楼階
(
はしごだん
)
を昇つたり降りたりした。
死の床
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
と言いながら、先生は新規に造り足した部屋を高瀬に見せ、更に
楼階
(
はしごだん
)
の下の方までも連れて行って見せた。そこは食堂か物置部屋にでもしようというところだ。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
半死の
内儀
(
かみ
)
さんはブル/\震へながら畳の上を這つて行つて、
楼階
(
はしごだん
)
のところから
階下
(
した
)
を
覗
(
のぞ
)
いて見た。
死の床
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
この教員室の空気の中で、広岡先生は
由緒
(
いわれ
)
のありそうな古い彫のある
銀煙管
(
ぎんぎせる
)
の音をポンポン響かせた。高瀬は癖のように肩を
動
(
ゆす
)
って、甘そうに煙草を
燻
(
くゆら
)
して、
楼階
(
はしごだん
)
を降りては生徒を教えに行った。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
楼
常用漢字
中学
部首:⽊
13画
階
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
“楼”で始まる語句
楼
楼上
楼閣
楼梯
楼台
楼門
楼主
楼桑村
楼房
楼櫓