楊彪ようひょう)” の例文
それのみか、不意に、兵に令を下して、楊彪ようひょうについて来た大臣以下宮人など、六十余人の者を一からげに縛ってしまった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帝の内意をたしかめると、楊彪ようひょうは秘策を胸にねりながら、わが邸へ帰って行った。帰るとすぐ、彼は妻の室へはいって
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、司徒王允おういん、太尉楊彪ようひょう左軍校尉さぐんこうい淳于瓊じゅんうけい、右軍の趙萌ちょうぼう、同じく後軍校尉ごぐんこうい鮑信ほうしんなどがめいめい数百騎をひきいて来合せ、帝にまみえて、みないた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
城中からせ出して、双方を引分けた者は、つい今し方、帝のお傍から見えなくなっていた太尉楊彪ようひょうだった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、乱軍の中ではぐれた太尉楊彪ようひょう太僕たいぼく韓融かんゆうの二人が、若干の人数をつれて探し当てて来た。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
董卓は自分を相国しょうこくに封じ、楊彪ようひょうを司徒とし、黄琬こうえんを太尉に、荀爽じゅんそうを司空に、韓馥かんふく冀州きしゅうの牧に、張資ちょうしを南陽の太守に——といったように、地方官の任命も輦下れんかの朝臣の登用も
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに太尉たいい楊彪ようひょうという者があった。或る時朱雋しゅしゅんと共に、そっと献帝に近づいて奏上した。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
或る時、太尉楊彪ようひょうから、それとなく帝に奏上した。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)