トップ
>
桑圃
>
くわばたけ
ふりがな文庫
“
桑圃
(
くわばたけ
)” の例文
すると、皆んなは、もう遅くて、暗くなったから、彼方の
桑圃
(
くわばたけ
)
へは行かないことにしよう、この家敷の
周囲
(
まわり
)
だけにしようといった。
過ぎた春の記憶
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この梅は
桑圃
(
くわばたけ
)
のほとりにあるか、はじめから
袂
(
たもと
)
にでも忍ばせてあったか、その辺の消息はわからぬが、青梅は元来話だけでも渇に悩む兵士の咽喉を
霑
(
うるお
)
す効能を持っているのだから
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
子供
等
(
ら
)
が
桑圃
(
くわばたけ
)
の中で、入日を見ながら遊んでいると黒い人影が、
真紅
(
まっか
)
に色づいた彼方の細道を歩いて来た。それがこの巫女であった。巫女は子供等に向って隣村へ出る道を聞いたそうだ。
薔薇と巫女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
途中
(
とちゅう
)
、
太郎
(
たろう
)
は、
桑圃
(
くわばたけ
)
の
間
(
あいだ
)
を
通
(
とお
)
ったのであります。
脊の低いとがった男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
桑
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
圃
漢検準1級
部首:⼞
10画
“桑”で始まる語句
桑港
桑
桑畠
桑畑
桑名
桑田
桑門
桑原
桑園
桑折