“根津(ねず)” の例文
根津(ねず)の大観音(だいかんのん)に近く、金田夫人の家や二弦琴(にげんきん)の師匠や車宿や、ないし落雲館(らくうんかん)中学などと、いずれも『吾輩(わがはい)は描(ねこ)である』の編中でなじみ越しの家々の間に
僕の昔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
寛文二年印本『江戸名所記』に根津(ねず)権現(ごんげん)社は大黒神を祭るなり、根津とは鼠の謂(いわ)れにて、鼠は大黒神の使者なれば絵馬などにも多く鼠を画(か)きたりとあって、不寝(ねず)権現と書せり
第五は芝の桜川(さくらがわ)、根津(ねず)の藍染川(あいそめがわ)、麻布の古川(ふるかわ)、下谷の忍川(しのぶがわ)の如きその名のみ美しき溝渠(こうきょ)、もしくは下水、第六は江戸城を取巻く幾重(いくえ)の濠(ほり)、第七は不忍池(しのばずのいけ)、角筈十二社(つのはずじゅうにそう)の如き池である。