“落雲館”の読み方と例文
読み方割合
らくうんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
落雲館らくうんかんと称する私立の中学校——八百の君子をいやが上に君子に養成するために毎月二円の月謝を徴集する学校である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
根津ねず大観音だいかんのんに近く、金田夫人の家や二弦琴にげんきんの師匠や車宿や、ないし落雲館らくうんかん中学などと、いずれも『吾輩わがはいねこである』の編中でなじみ越しの家々の間に
僕の昔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)