柳洲りうしう)” の例文
近日、友人徳永柳洲りうしう君はを、予等夫妻は詩歌しいかもつて滞欧中の所感を写した「欧羅巴ヨウロツパ」一冊を合作がつさくしようと計画して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
予と船を同じうして欧洲に遊び、予より一年遅れて帰つた徳永柳洲りうしう君が、在欧中の画稿から諸種の面白い材題を撰んでこの書の挿画さふぐわと装幀とに割愛せられたのはかたじけない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
柳洲りうしう君の才筆を添へ得て初めてこの書を世にだす意義を生じたやうに思ふ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)