“枯薄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かれすすき87.5%
かれすゝき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の家などは町から五里、隣は枯薄かれすすきの空屋敷であって、どの窓からも一本ずつ、かなり大きな松の樹が見える。
はじめ、その山、その岩、その霜、蜜柑畑も枯薄かれすすきも、娘の姿も車夫のさまも、浮世に遠き趣ならずや。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
支倉は枯薄かれすゝきの音にも油断なく身構えると云う男であるから、もし少しでも怪しいと感じたら、逸早く逃げ出すに違いない。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)