ペエジ)” の例文
公子 よし、ここに緑の活字が、白い雲のペエジに出た。——箱根を越えて伊豆の海、三島の里の神垣や——さあ、忘れた所は教えてやろう。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鉱物、一切の元素が、一々ひとつずつ微細なる活字となって、しかも、各々おのおの五色のかがやきを放ち、名詞、代名詞、動詞、助動詞、主客、句読くとう、いずれも個々別々、七彩に照って、かく開きました真白まっしろペエジの上へ
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)