“枕行燈”の読み方と例文
読み方割合
まくらあんどん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何だい、今日はいやに、小間物でおどかされる晩だ——お角は、その五分玉の銀の簪を、夜具の襟から引きぬいて、じっと枕行燈まくらあんどんの光で、仰向けになりながらながめると、どうも覚えがあるようだ。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)