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朔風
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きたかぜ
ふりがな文庫
“
朔風
(
きたかぜ
)” の例文
鉄格子
(
てつごうし
)
と手錠とで
禿鷹
(
はげたか
)
の幽閉されてる墓穴の中を吹き過ぎていたが、なおいっそう酷烈悲壮なる
朔風
(
きたかぜ
)
は、これらの
鳩
(
はと
)
のはいってるかごの中を吹いていた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
折から立って来た
朔風
(
きたかぜ
)
に吹き
捲
(
まく
)
られて、海上遥かに流され、場所も判らずに沈んでしまい、泳ぎも何にも知らない母親だけがたった一人、漁船に救い上げられて不思議の命を助かったのです。
銭形平次捕物控:036 八人芸の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
朔風
(
きたかぜ
)
の
勁
(
つよ
)
い夜には、星の光も、するどいものです。
新ハムレット
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
朔風
(
きたかぜ
)
寒
(
さむ
)
く
霰
(
あられ
)
ふり
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
冬の
朔風
(
きたかぜ
)
からまもり、熱を起こさせる
泥中
(
でいちゅう
)
の睡眠から防ぎ、死を招く雪中の睡眠から防ぐの用に立った。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
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通りすぎる人々の冷ややかな鋭い軽蔑は、
朔風
(
きたかぜ
)
のように彼女の肉を通し心を貫いた。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
朔
漢検準1級
部首:⽉
10画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“朔”で始まる語句
朔日
朔
朔北
朔望
朔方
朔旦
朔太郎
朔平門外
朔蓬
朔郎