月形つきがた)” の例文
天文二十三年甲寅こういん八月、筑摩織部正則重は、領内の城主横輪豊前守よこわぶぜんのかみ叛逆はんぎゃくの報を聞いて、自ら七千騎の兵に将として月形つきがたの城を攻略に向った。
夜の池にうごきてほそ月形つきがたはかがやくへらのゑぐれる如し
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
飛の魚つれ一列ひとつら挿櫛さしぐし月形つきがたなせば君の恋しき
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)