書柬しょかん)” の例文
そのついでに友人の来書一切いっさいおさめた柳行李やなぎごおりを取出しその中から彩牋堂主人の書柬しょかんえらみ分けて見た。雨の夜のひとりみこんな事でもするよりほかに用はない。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
徳川光圀とくがわみつくにきょうが常に紙を惜しみたまい、外より来る書柬しょかんの裏紙長短のかまいなくつがせられ、詩歌の稿には反古ほごの裏を用いたまいたる事はよく人の知るところである。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)