“昼下”の読み方と例文
読み方割合
ひるさが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは宣戦布告を聞いてから、丁度六日目にあたる日の昼下ひるさがりのことでありました。第八潜水艦の司令塔は、にわかに活溌になってきました。
太平洋雷撃戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
秋の雨しとしとと降りそそぎて、虫の次第に消え行く郊外の佗住居わびずまいに、みつかれたる昼下ひるさがり、尋ねきたる友もなきまま、独りひそかに浮世絵取出とりいだして眺むれば、ああ
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
秋の雨しとしとと降りそそぎて、虫の次第に消え行く郊外の侘住居わびずまいに、みつかれたる昼下ひるさがり、尋ねきたる友もなきまま、ひとひそかに浮世絵取出とりいだしてながむれば、ああ
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)