“明舟町”の読み方と例文
読み方割合
あけふねちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明舟町あけふねちょうで、娘さんと二人で、お弟子を取っています、お師匠さん、……お民さんのね、……まあ、先生方がお聞きなすっては馬鹿々々しいかも知れませんが、……目を据える
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その家は芝明舟町あけふねちょう路次ろじの中にあった。左手は上り口で、右手には勝手のあか障子しょうじめてあって、それに油で二重の波形の模様が描いてある。そんな家である。二人はそこで泣き通した。